【作業事例:16tラフタークレーン】坂道、電柱、電線…障害の多い現場でも巧みに操作
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物釣り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
今回は作業事例です。車種は16tのラフテレーンクレーン。オペレーターは2019年4月に入社した“高さん”です。そう、新人です。まだ一年も経っていません。初めて現場に出たのが昨年の7月頃で、例にもれず13tラフターからスタートしました。高さんはとても努力家なので13tラフターは数カ月の乗車で卒業し、異例の早さで11月には16tラフターに乗れるようになったそうです。仕事が終わった後も、倉庫で自主練をして技術を磨いていたとのこと。そんな高さんの華麗なる(?!)作業の様子、しっかりご紹介しますね。
【16tラフタークレーン作業事例】現場は坂道。まず、地面を水平にするところから始めよう
現場はなんとの坂道でした。東京あるあるですね。クレーン車がしっかりと踏ん張るには、地面は水平でなくてはなりません。なので、地面に傾斜がある場合にはクレーン車の足元を水平にするところから始めます。まず板木を引いて、そこから微調整して水平を取るためにプラシキも併用しました。それからさらに車体を安定させるために、転倒防止のためのアウトリガーを出しました。これで準備OKです。作業に入る前の環境設定が大事なのです。
【16tラフタークレーン作業事例】橋を新設。水をせき止めるためのトンパックを下す作業
その日の具体的な作業としては、橋の新設に伴う水のせき止めでした。クレーン車は何をしたかというと、水をせき止めるためのトンパックを地上から川底に下す作業をしました。トンパックとは土嚢の巨大版みたいなもので、河川工事などでよく使われます。このトンパック、その名の通り一袋あたり1t近くもあります!これは人力では運べませんよね。これらを下ろして水をせき止めた後に、作業するための足場材も下しました。クレーン車大活躍ですね。
【16tラフタークレーン作業事例】東京の道路は狭い!縦にも横にも制約がいっぱい。ここが腕の見せ所だ!
現場は坂道だっただけではなく電柱やら電線やらが張り巡らされていて、非常に作業がし辛い環境でした。トンパックは最初トラックに搭載されていて、そこから川に下す作業でしたが、移動経路もなかなか複雑でした。クレーン車の右側にトラック、左側に川だったので、トンパックを吊った後に大きく旋回して下す必要がある。これが上空に何もなければ問題ないのですが、この現場は電柱や電線が至近距離にあります。ちょっとでもぶつかるわけにはいきません。ここはブームを伸ばし角度を十分に上げてから、電柱の上からトンパックを持ち上げ大きくまたぐように旋回をしました。微調整がいる難易度の高い作業でしたが、高さんは見事にやり遂げました。自分の乗っているクレーン車のパフォーマンスを頭と体で理解していないとできないことですよね。作業はスムーズに終わり、その後の工事のための最善の環境を提供できたようです。
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以上、高さんによる16tラフタークレーン車の作業事例でした。クレーン車が行う作業は一見シンプルに見えますが、その背景に様々な付随的な作業が含まれていたんですね。
丸良興業のオペレーターは、十分な経験を積んでから現場にデビューしていますので、どんな立地条件でも安全に効率よく作業することが可能です。作業前の現地調査も無料で行っています。重量物吊り上げが必要な際には、是非丸良興業にご用命ください。
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