【作業事例】暗闇のラフタークレーン作業では密なコミュニケーションが事故を防ぐ!
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
今回は夜間の作業事例です。作業をしたのは金属板の加工工場。レーザー加工や切断をする機械の入れ替えに伴う搬出作業です。道路規制の関係上、夜間に行うことを余儀なくされました。特別な照明も設置せず、頼りない明るさの中での手探りの作業をなりました。
機械を3分割しての搬出。最大のものでは2t以上の重さに!
知っていますか?金属板を加工する機械の大きさを。大型車よりも大きく、建物の中にさらにもう一つ建築構造物があるくらいの勢いです。それほどまでに大きいので搬出するときには3分割しました。
分割しても最大の塊は2t以上の重量になります。慎重に吊元を固定し搬出作業となるわけですが何しろ暗い!前面道路は狭く、搬出する開口部のすぐ横には電柱があります。通常の工事ではバルーンとよばれる投光器などを照明として使いますが、このような単発の作業ではそこまでの環境は用意されていません。現場にいる職人さんとのやり取りを頼りに、微調整をしながら作業を進めました。
現地調査に行かない場合も、事前のシミュレートは緻密に行う
今回出動したのは16tのラフタークレーンです。オペレーターは入社2年目になったばかりの丸良興業のホープ、伊藤です!16tラフターにはすっかり慣れ、今では操作で不安になることはほとんどないそうです。クレーン作業はよほど特殊な場合を除けば当日のぶっつけ本番になりますが、事前に吊るものの重量、建物の形状、周辺環境などある程度の予習をしてから行くので、行った先で「わぁ、こんなはずじゃなかった!」となることはありません。現実に即してシミュレートできるようになるのも経験ですね。今は現場の道路状況や周辺環境などはインターネットでも細かく調べることができるので、現地に行かなくてもかなりのところまで見れるようになっています。便利な世の中ですね。
焦りは禁物!急かされてもマイペースを貫く
今回の作業は“暗さ”との戦いでした。搬出する開口部のすぐ横には電柱があり、そこにあたらないようにものすごく慎重に作業をしました。ラフタークレーン作業の現場では、他社の職人さんたちとの協働になります。毎回新しい人とチームを組みコミュニケーションを取りながら作業を進めますが、やり取りがうまく行かなければ事故に繋がります。今回は作業を誘導する職人のペースがやや早かったのですが、そこでこちらも焦って追いつこうとすると操作の精度に影響を及ぼすので、こちらのペースを守って作業をしました。ラフタークレーン操作は一つ一つのオペレーションが大きな動きを伴うので慎重に行わなければなりません。安全に作業をすることを最優先し、急かされてもこちらのペースを守って落ち着いて操作をするべきです。ラフタークレーンには技術力だけではなく、ブレない精神力も必要ということですね。
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都心部では道路の幅が狭く、かつ電柱も乱立しているので、ラフタークレーン作業をするには決して条件が良いとは言えません。しかし熟練のオペレーターであれば手足の延長のように巧みに操作し、お客様のご希望通りの作業を実現することができます。
丸良興業には熟練のオペレーターが複数在籍しているので、条件の厳しい現場でも解決策を見つけ、安全確実な操作で作業をすることができます。重量物吊り上げを検討されている事業主様の皆様は、お気軽に丸良興業までご相談ください!
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