クレーンマネージャーを大募集!どんな仕事か解説します!
こんにちは。
私たち丸良興業は、クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン(タイヤ付きクレーン車)およびオールテレーンクレーンの作業・手配を手がけています。
今回は、丸良興業で「作業の受注~実施までの手続き~現場での監督」を一手に引き受けるクレーンマネージャーという仕事の魅力とやりがい、そして丸良興業でクレーンマネージャーとして働くとはどういうことなのか、社長の虻川が特別に解説していきます!
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クレーン作業の流れ
現場調査
お客様からクレーン作業のご相談をいただいたら、どんな重さのものをどう移動させたいのかを聞き取りし、現場調査を行います。
例えば「大型の室外機を屋上に設置したい」とか、解体屋さんであれば「15トンくらいのユンボを吊り上げて建物に載せたい」といった内容について、実際にそれを上げられるのかどうかを周辺環境などから判断します。
そして、最適な方法を考えます。
「23トンの解体機を上に上げるために220トンの大型クレーンを使おう」といった機種の選定を具体的に考え、使用したいクレーンがそのスペースに適しているかどうかを判断します。
このために、現場調査ではスケールを使って必要スペースが確保できるかを緻密に計測します。
同時にその車種を現場で稼働させるために障害となってしまうものがないか、慎重に周囲を観察して把握します。
具体的には電線が邪魔にならないか、大きな樹木の有無などです。
大抵の電線は複数の線が垂直方向に並んでいますが、まれに平行方向に並んでいることがあり、この場合は1.5メートルから2.0メートル張り出していたりします。
さらに、車線に規制帯を張る必要があるかどうか。
この場合、車の流れを片側車線にするのかどうかまで考えます。
このように、現地調査ではできる限り見落としがないよう、細心の注意を払って周囲環境を把握しなくてはなりません。
作業許可申請書類の作成・提出
ほとんどの場合、警察署で道路使用許可を申請することになります。
申請にあたって、まずラフ図面を社内スタッフが作成し、細かい箇所は現場調査をした者が確認しながら落とし込みを行います。
ここでは現場で確認した寸法を正確に図面に落とし込んでいくことが求められます。
狭い道路でクレーン作業をする場合、歩道にクレーンのアウトリガー(車体から腕のように張り出して設置させることで吊り荷による転倒を防止する装置)を載せることになります。
アウトリガー1本に対して70トンの荷重がかかる場合もあるため、舗装面にアウトリガーがめり込んで穴を空けてしまうわけにはいきません。
歩道の下には水道管やガス管などのライフラインが埋設されていますので、これらを傷つけてしまうことは絶対に避けなくてはなりません。
さらには地下鉄が通っている場合もあります。
このため、アウトリガーを設置する場所に圧を分散する役割となる鉄板を敷きます。
どのくらいの鉄板を敷くべきか反力計算をして確認しますが、この計算をするために、公共機関の窓口に出向いて相談をします。
まず警察署と役所に行き、その現場の下に何が埋まっているかの確認と、どの機関で作業許可をもらわないといけないかを把握し、次に各機関の窓口で相談をすることになります。
埋設物ごとに複雑な計算式があり、すべてにおいて基準をクリアしないと許可が下りません。
水道局で相談をすると「1平米あたりの荷重を○○トンまでにするように」と指示されます。それに基づいて計算したものを下水道局で確認していただき、許可をもらいます。
地下鉄も同様に東京メトロなどに確認をしていただき、作業許可を得ます。
ひと通り許可印が集まったら、今度はその書類一式を持って役所の許可を求めます。
そして、役所の許可が下りたら、警察書で路上作業に伴う道路使用許可を取得します。
作業当日
1日の作業の流れ、つまりタイムスケジュールを組みます。
「作業帯設置~クレーン組み立て~吊り上げ作業~クレーンのばらし~作業帯撤去」が大まかな流れです。
作業帯とはカラーコーンを並べ、カラーバーを張って歩行者や自転車が作業場所に入ってこないように囲って確保する作業スペースのことです。
実際の作業時には滞りなく作業が進むよう、クレーンオペレーターに指示を出したりもします。
書類申請〜段取りをやることで元請けさんがラクになる
役所などへの書類申請などは、多くのケースで元請け会社の現場監督さんがやっています。
ところが、クレーンの専門的な知識がないと判断が難しい内容でもあります。
私たちが現地調査を行い、必要な申請を代行すれば、元請けさんの労力と時間を削減できると考えていますので、一連の作業をお引き受けすることが多いです。
クレーンの会社でここまで対応しているところは少ないと思います。
私たちは役所の書類申請にしても、これまで沢山の経験がありますから、例えば東京メトロの窓口では「ああ、丸良さんね、また来たのね」と言われるくらいに認知されています。
基本的な手続きの流れは同じですが、数値や細かい対応の部分は、現場や使用する車種によって全く変わってきます。
また特殊車両通行許可申請などは、どこを通るのかによっても申請が下りるまでの日数も違います。
この点で高い専門性が求められます。
元請けさんから求められるのは、そのようなクレーンのスペックだけでなく、許可についても全体像を知っていることです。
また、丸良興業では当日の作業の手順を説明する書類を作成しておきます。
立面図などを描けばその現場の課題が把握しやすくなります。例えば電線があればその場でクレーンを組むのではなく少し離れた場所でクレーンを組んでから走行移動させる、などのように。
私たちはクレーンの旋回時に中心となる位置や、実際にクレーンを稼働させる上で必要なスペースを地面にチョークで印をつけて説明します。
そして、現場の設備で障害となるものを確認し、対策を考えます。
このように、現地調査から各種許可申請、作業計画作成、作業時の現場監督までを一気通貫で担うことができるのが弊社のクレーンマネージャーなのです。
クレーンマネージャーとは?
単なる「営業」や「現場管理」ではない
クレーンマネージャーは、言ってみればタレントのマネージャーさんみたいなものでしょうか。
タレントであるクレーンがうまく仕事ができるように、関係各所との交渉や調整をする人がクレーンマネージャーなのです。
そして、複数のタレントさんをマネージメントする仕事と考えると、わかりやすいかもしれません。
当然ですが、お客様はクレーンの機種ごとの特性を掴んでいる担当者を求めています。
元請けさんは「この作業なら何トンくらいのクレーンで作業ができそうだ」と、何となくのイメージを持つことはできますが、正確な判断はとても難しいです。
このため、現場周りをメジャーで測ってその場で説明できると、とても安心していただけます。
感覚で判断し、誤ってしまうと、「当日作業ができない!」という大騒ぎになります。
ではどの車両ならできるのか、またクレーンを入れ替え、別日に作業をする。
その間は現場を止めることになるので、大きな損害が発生してしまいます。
クレーンについて知識がなかったり、安易に車両を選定してしまうとこのようなことが起こり得ます。
だからこそ、丸良興業のクレーンマネージャーは、丁寧な現地調査怠らないのです。
丸良興業が多くのお客様からお仕事を依頼されるのは、私たちがお客様にとって一番安心できて確実に仕事をこなすことができると思われているからでしょう。
丸良興業の強み
カタログを頭に入れる
丸良興業のカタログは、多少分厚くて重いA4サイズ紙のカタログです。
ポケットサイズのカタログでは寸法数値が全く見えなくなってしまうので、このサイズにしています。
クレーンを1/100スケールの図面で表しているので、メジャーをあてればすぐに寸法を把握できるようになっています。
とてもわかりやすくて必要な情報が正確に把握できるので、クレーンマネージャーには必須アイテムです!
特に初めの頃はカタログとにらめっこすることも沢山あると思います。(笑)
しかしやっていけば自然と頭に入ってきますので、心配することはありません。
各種許可申請の代行
先ほど説明した通り、クレーン作業ではたった1日の作業のために役所や埋設物に関係する企業を回らなくてはなりません。通常、役所対応はクレーン屋ではなく元請けさんが行っていますが、1人で複数の現場を掛け持ちで監督しなくてはならないような大手さんでは、これはとても大変なこと。それをお手伝いできるのが丸良興業の強みだと思っています。
作業の内容が把握できたら、配置図や立面図、そして計算書をお客様に確認していただきます。
繰り返しになりますが、お客様の確認が取れたら警察署に出向き、どのように道路を使用するかを説明して内容を精査してもらいます。
そこで役所の認可が必要だと告げられれば、役所で埋設物の確認をし、重量計算の結果を図面に落とし込んで公共機関などの許可を得て、その許可書を持ってさらに役所で許可申請をします。そして最後に警察署で道路使用許可を取得することになります。
これら煩雑な手続きを元請けさんに代わって進めることで、スムーズに作業をスタートさせることができます。
実績と信頼
弊社は信頼で仕事を獲得できるように努力をしています。
クレーンが好きで仕事に夢中になれる人は、お客様から信頼を得ることができるでしょう。
弊社でクレーンマネージャー職に就いている者で、いわゆる営業職を経験してきた者はいません。
もともとクレーンが好きで、クレーンオペレーターをとしての実績を積んできた者がほとんどです。
このように、現場を熟知している者が一連の業務を行うことができる点が最大の強みだと考えています。
経験豊富なクレーンマネージャーは現場ではヒーローみたいなものですよ。
私も現場が困っている時に呼ばれ、駆けつけた時には羨望の眼差しで見られましたから(笑)。
丸良興業では「クレーン作業に関わることならば一切をお任せください」というスタンスで取り組んでいます。
会社として、そう言えるだけの自信を持っています。
そんな弊社でクレーンマネージャー職に就いてみたいとお考えの方はお気軽にご連絡ください!
とにかくクレーンが好き、機会が好き、重機が好き、クレーンオペレーターの経験をまた違ったポジションで活かしたいといった方は大歓迎です!
ご連絡をお待ちしております。
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クレーンの仕事に興味のある方は、いつでもお気軽にご相談ください。