クレーンレンタルとクレーンリースの違いってどこにあるの?
こんにちは。
クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている丸良興業のブログ担当です。
クレーンのレンタルまたはリースをご検討されている方。
このレンタルとリースの違いって、どこにあるのかご存知でしょうか。
実はこれ、ちょっと気をつけていただきたいポイントがあります。
それはこの「レンタル」と「リース」という呼び方に、業界でもきっちりした定義がないようです。
確かにインターネット上でも、クレーンレンタルとクレーンリースの表記は混合しており、同じ意味だと捉えている方も少なくないと思います。
しかし、本来の「レンタル」と「リース」には大きな違いがありますよね。
クレーンを取り扱う商社の方に聞いた所、あくまで感覚値ですがという前置きの元教えてくれました。
■元々はクレーンリース業と言われていた業界
さて、商社の方でも感覚値で答えるということは本当に業界的にこのリースとレンタルの垣根が無くなってきているのだろうと考えられます。
しかし、元々は私たち丸良興業のようなクレーンを操縦するオペレーターを伴って、ご依頼いただいた作業に伺う業種のことは「クレーンリース業」と呼ばれていました。
恐らく現在でもその認識の方も大勢いらっしゃると思います。
リースというのは本来、メーカーから企業が物を購入し、その買い取ったものを第三者に貸し出すことですよね。
物が貴重だった時代にはそのようなビジネスモデルが流行し、クレーンもそのうちの一つだったのかもしれません。
そこから業界内で専門のクレーン会社が代替わりしたり、世代が若くなっていくに連れて、そもそもリースという言葉を使わなくなったということが考えられます。なぜなら世の中のあらゆる物が簡単に手に入るようになり、技術の研究や開発も進み物の製造にかかるコストがどんどん安価になっていき、あまりに高価な物以外には、物をリースする必要が無くなっているからです。
現代では会社の中でこそ精密機器や設備機器に関してリースという言葉が聞こえてくることもありますが、
毎日の家庭での日常生活ではまず耳にすることは無くなってきている言葉なのかもしれませんね。
■レンタルという言葉のほうが耳に馴染んでいる時代
例えば車で考えてみると、よくレンタカーと言って一日だけ車をレンタルするサービスがあります。
このレンタルサービスの場合、車は貸し出ししてもらえますが運転手は付いてきません。
しかしクレーンの場合、基本的に重量物の揚重作業・吊り上げ作業といった特殊な作業に使われ、
操縦には国家資格である免許や特別な資格が必要になります。
クレーン本体の重機のみをレンタルしても、操縦できるオペレーターがいないことには稼働することができませんので、
「クレーンレンタル」と表記している専門会社の多くでオペレーターを伴ったサービス内容でご提供しています。
弊社も例外ではありません。
弊社のクレーンサービスは、本体を操縦できるオペレーターが運転し現地へ伺います。
またご依頼の重量物の揚重・吊り上げ作業までワンストップで行っています。
丸良興業ではクレーンの機械のみのお貸し出しはしておりませんのでご注意ください。
また、弊社ではクレーンの手配も行っています。
手配というのは、全国の工事現場へオペレーター付きのクレーン車を手配することです。
丸良興業は長年の歴史から、全国にクレーン会社の強いネットワークを持っていますので、
ご自身ではなかなかクレーン車の手配をつけられない場合にも一度弊社までご相談ください。
今回の記事ではリース・レンタルの違いに関してご説明させて頂きましたが、
改めて考えてもだんだんこのリースやレンタルという呼び方の境界線が無くなってきていると感じさせられました。
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