【作業事例】16tラフタークレーンで印刷機の搬出!電線をかわしながらの繊細な作業
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
今回は16tラフタークレーン作業事例です。搬出するものは大型の印刷機。新聞工場などで見るあれです。まるごと一台をそのまま搬出するのではなく、分割したものを数回にわたって搬出しました。
【16tラフタークレーン作業事例】分割した印刷機でも1t以上!印刷機は重いのだ!
印刷機の搬出でクレーンを使うの?と思いますよね。そう思っている方は、オフィスにあるようなコピー機程度の大きさを想像しているかもしれません。しかし今回の現場は印刷工場です。印刷工場の印刷機は輪転印刷機といって、まるでちょっとした建築構造物並みの大きさ。これでは確かに人の手ではどうにもなりませんよね。
丸ごとの姿で搬出することはできないので、分割したものを搬出することになります。それでも一つ一つは1t以上あるそう。小型車くらいの重さですよね。
そこで弊社に依頼いただき16tクレーンの出動となりました。オペレーターは弊社の若手ホープ、伊藤です!
【16tラフタークレーン作業事例】電線に触れないように、ブームの伸縮を繰り返しながらの作業
―作業で特に苦労した点はありますか?
印刷機を運び出すという作業自体は問題なかったです。事前に重量もわかっていたので、ある程度は操作のシミュレートができていました。
ただ今回の現場は電線が最大の難関ポイント。クレーン車を停車している道路の頭上には束になって電線がはられています。当然これらに触れることは許されません。そして搬出された印刷機を搭載するトラックも道路に停車しているので、作業としては電線をかわしてクレーンを建物にアプローチして、玉掛けして印刷機を吊った後に一回縮めて旋回して電線をくぐり、また伸ばしてトラックに載せるという作業です。旋回と伸縮作業をひたすら繰り返しました。
【16tラフタークレーン作業事例】搭載先のトラックの運転手、誘導係、オペレーターの息を合わせての作業
―特に気を使ったところはありますか?
印刷機をトラックに搭載する際には、目視による合図で微調整をしました。トラックの運転手と、誘導係としてもう一人車外にいたので、微調整は直接の合図によって行いました。無線などを使う場合もありますが今回は使いませんでした。
クレーンの作業は力仕事ではありませんが、今回の作業はとにかく伸縮を繰り返すものなので神経を使いました。いつもの作業よりも工程が多いので頭はフル回転です。
【16tラフタークレーン作業事例】性能をわかっているから、不測の事態にも対応できる
―作業にはどれくらいの時間を要しましたか?
分割した印刷機の数は多く終日に及ぶ作業になりました。16tクレーンは決して大きくなく、さらにブームを伸ばすとパワーも落ちるので、クレーンの性能と作業内容の兼ね合いで操作を細かく調整しました。実際に吊ってからわかることもあるので、どんなに事前に緻密にシミュレートしてもやりながら操作は変わってきますね。自分はクレーンの性能や構造にも興味があるので、それらを考慮にいれながら作業計画をたてることは楽しいですよ。経験でわかることもあるので、毎回の作業が勉強になっています。
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クレーンの仕事は機種選びから作業計画まで、準備段階でもやることが多いのですね!丸良興業では多種多様なクレーンを揃えており、熟練のオペレーターも複数在籍しているので、作業内容に合わせて最適なクレーンを提案することができます。重量物吊り上げを検討されている事業主様の皆様は、お気軽に丸良興業までご相談ください!
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