40mのマンション屋上にユンボの吊り上げ作業を実施。
東京、大田区から”全国へ”。
クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフター/オールテレーンクレーンの作業と手配を手がけている丸良興業です。
高いところに重量物を上げるのがクレーンの主たる仕事ではありますが、その重さによっては作業の可否が分かれるところでもあります。
それは吊り上げられるt数のクレーンを保有しているかというのも1つですが、狭いところでクレーンをどう組み立てるかが大変な作業になってくるわけなのです。
弊社の虻川に聞きました。
ブームがしなる、40mの屋上にユンボの吊り上げ
写真は東京都港区での解体現場です。
インタビュアー(以下、イ):今回の現場はとても高い建物だったようですね!
ブームがしなっているのがわかります…!!
虻川:これは40mの高層マンションでしたが、つい先日も別の現場では45mのビルに220tのオールテレーンクレーンでコンマ7、23tのユンボを吊り上げました。
建物が高いとユンボが上がるかどうか通常わかりませんから。
イ:吊り上げられるかわからないというのはどういうことですか?
虻川:そもそも写真のようにブームはしなりますし、これだけの高さでは重機も大きくなりますので、狭いスペースでそれをどう組み立てるかが肝心なところなのです。その段取り〜組み立て方までを考えて手配するのが大変なのですが、精密な現地の調査と経験値が試されるところでもあります。
大きなクレーンはそのまま道路を走行してこられませんので、解体して分割して運んでくるのですが、さて現場でどう組み立てて旋回するかというのはしっかり事前にスペースを測定した上で方法を考えます。
イ:現場の勘では無く、しっかり数値で判断しているから実施可能かの判断が明確なわけですね。
虻川:はい。しかし現場がもう動いていたりすると、車が沢山停まっていたり動いたりするので正しい数値を測るのも難しかったりするのですが。
その場合は車がいなくなるまで待っていれば良いのですが、反対に、作業当日に「あれ、ここになかったものが置いてある…」といったことも現場の状況としては考えられるのです。もっと狭くなっている…とか。現場はコロコロ状況がその時々で変わりますので。
イ:狭くなっている場合どうするのですか?
虻川:車や物を移動してもらったり、もしくは「このままでの作業はできない」と言わざるを得ない状況もあったりします。
イ:安全が何より第一ですしね。できない時はできないという明確な判断をすることもクレーンのお仕事の上では絶対的に重要なことと感じます。
では臨機応変な対応を取れることと、明確な判断ができるかが肝ですね!
虻川:はい。そうですね。
そのようなことがあるからこそ、きちんと正確な現地調査での下見と、旋回軌跡図で数値から検証して実施可能なのかを見極めることを大切にしています。
イ:ありがとうございました!
引き続き、事例は今後も掲載していきます!
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