【作業事例】オルター・ラフタークレーンで難易度の高い大型歩道橋の撤去工事。その裏側を全てお見せします!
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフタークレーン・オルタークレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
ラフタークレーンやオルタークレーンを使う必要がある大規模な工事では、決まった工程に沿って作業を進めると同時に、予期せぬトラブルへの柔軟な対応が求められます。
特に大きな歩道橋の撤去工事では、トラブルがつきものです。
会社によっては、電話で相談する段階で工事を断るケースも多いほど、難易度が高い工事だといえるでしょう。
しかし、丸良興業は、豊富な経験と知識があるため、臨機応変な状況判断と対応が求められる歩道橋の撤去工事も得意でございます。
そこで本日は、先日西千葉にて行われた歩道橋の撤去工事について詳しくご紹介いたします。
歩道橋の撤去工事にあたって、現場を徹底的に調べ上げます。
今回依頼があったのは、三又に分かれた橋桁の撤去工事です。
歩道橋の老朽化が進んでいたり、歩道橋の下の歩道が狭かったりしたことから、「歩道橋を撤去し、この周辺の道路開発をしてほしい」という地元住民の皆様のご要望がかねてよりあがっていたようです。
現場の歩道橋は、西千葉駅前にあるものです。
現場に行ってみると、確かに歩道橋の下の道は狭く、自転車のすれ違いは難しく1台ずつしか通れないほどでした。
さらに、保育園児から高校生まで、多くの学生さんが使う歩道でした。
これでは不便ですし、自転車と歩行者がぶつかってしまう危険性もあります。
この歩道橋はトラックが頻繁に通ることもあり、通常のものよりも高い作りになっています。
電線が歩道橋の上にも下にもあったため、この配線もまとめてきれいにして欲しいとのことでした。
元請けの企業様がその案件を紹介してくださった縁もあり、丸良興業から70tのラフタークレーンと120tのオルタークレーンを稼働させ、歩道橋の撤去工事を行うことになりました。
今回、工事の相談をいただいたのは5月のことです。
そこから打ち合わせなどを重ね、工事は11月から12月の間で実施いたしました。
いよいよ歩道橋の撤去工事開始。そしてトラブル発生!?
今回の課題は「大きい歩道橋の撤去」と「電線の整理」です。工期が意外と短いのも難点でした。
早速作業に取り掛かったのですが、いきなりトラブルが発生します。
電線を整理しようとしたところ、地下に1万世帯分ほどの電線が通っていました。
これにより、電線の整理は断念しました。しかし、手を止めることなく、次の工程に移ります。
解体で必要となるベントは自分たちで作成しました。
ベント完成後、ラフタークレーンとオルタークレーンを使い、歩道橋の左右両側を持ち上げます。
歩道橋の長さはなんと、1本25m。とても長く、2台のクレーン車で吊り上げると、真ん中で折れるか、たわんでしまう恐れがありました。
ワイヤーを巻いた状態にすると重さでワイヤーが切れてしまうため、H抗を4箇所通して吊ったり、滑らないように工夫を凝らすことで撤去に成功しました。
撤去を完了後、規則帯なども引き上げて作業終了です。
臨機応変な対応力があるからこそ、難しい工事も円滑に遂行可能です!
歩道橋の長さは現場によって異なるため、現場に合わせて工事を行う必要があります。
ここまで述べてきたように工期が短かったり、電線を撤去できなかったり、シミュレーションよりも橋桁が長く重量があったなど、ラフタークレーンを使用した歩道橋の撤去工事では、予想外の出来事が次々に起こります。
事前に把握しきれなかった事態に対し、最適な判断をスピーディーに下すのは経験に裏付けされたスキルがなければ至難の業です。
電話口の相談時点で工事を断る業者さんが多いのもそのためです。
こういった状況でも動じず、丸良興業は臨機応変な対応力で課題解決へと動きます。
今回の工事で見えてきた弊社の強みについてご紹介いたします。
<ご依頼を頂いてから調査するまでに時間を取らせません>
今回、元請けの企業様は規模の大きな歩道橋撤去工事を頼める会社を探していたということで、弊社にご依頼していただきました。
私たちはご依頼を頂いてからすぐに現地に向かい、調査を行いました。スピード感のある対応も、私たちの強みです。
<適切な大きさのクレーンをご用意いたします>
クレーン車を扱う業者は、用意すべきクレーン車を図面上の大まかな数字だけで判断して決定しがちです。
その結果、いざ現場に行くと橋桁のサイズとクレーン車が合わず、当日工事ができなかった、ということもしばしば。
実は、このようなミスは当日稼働したクレーン車のコストが余分にかかってしまうため、工事費が赤字になってしまうこともあります。
実際に、今回の工事では橋桁が計算より2tほど重かったという図面上とのズレが生じました。
しかし、事前の現地調査をもとにラフタークレーンとオルタークレーンをしっかり手配したため、無事に施工が完了しました。
丸良興業は、細かく調査をしたうえで工事を行いますので、そのようなミスは絶対にありません。
<オリジナルのベントのご用意も可能です>
歩道橋の設置や撤去で欠かせないのがベント。
ベントは大体が鉄骨でできています。今回、歩道橋が長かったこともあり、私たちはベントをオリジナルで用意いたしました。
<施工の手順も現場に合わせます>
今回の歩道橋は、普通のものよりも高さがあるものでした。
通常の歩道橋であれば、ワイヤーでくくり、ラフタークレーンなどを使って吊り上げます、
しかし、今回は想定よりも重量があったため、H抗という鉄骨を歩道橋の下に通して持ち上げました。
そして、持ち上げた橋桁にワイヤーを通して、支えた状態で真ん中を切断し、撤去しています。
このように、施工の方法を即座に現場の状況に適応させるのは豊富な撤去工事の経験がないと困難です。
丸良興業は歩道橋の撤去工事の経験が豊富ですので、対応できます。
<土木・舗装工事のエキスパートが施工管理を行います>
丸良興業の工事部を率いるのは、平島というスタッフです。
今回の歩道橋の工事も平島が担当しております。
平島はこれまでに、大手ゼネコンの海外での地下鉄工事をはじめ、多くのインフラ整備を手掛けてまいりました。
今回の歩道橋撤去工事は公共工事です。
公共工事では行政ごとにルールが細かく決められており、自治体の職員ですら理解していないルールも多く存在します。
しかし、平島は工事の施工管理に精通しているため、そういった複雑なルールも全て把握しております。
法令に準拠した施工の提案をお客様に行えるため、安全な工事を実現できます。
<歩道橋の撤去工事は丸良興業にお任せください!>
ラフタークレーンなどを使った歩道橋の撤去工事では、予期せぬ事態が多発します。
丸良興業では、今回のように難しい案件でも、社員同士でアイディアを出し合うことを大切にしてきました。
「どうすればできるか」ということを常に考えて工事に取り組むため、今回のような現場でも、工事の手を止めることなくトラブルを解決し、無事に完工しています。
丸良興業では、他社で断られた工事も対応いたします。
歩道橋撤去をご検討されている自治体の担当者様は弊社までお気軽にお問い合わせください。
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