【オールテレーンクレーンのスペック・料金比較】80t/100t/120t/220tの強みと使い分け
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物釣り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている丸良興業のブログ担当です。
皆さん。
ご存知の通り、クレーンは状況に応じた機種の使い分けが非常に重要です。
しっかり各機種を熟知して選定しないと、当日「やっぱり無理でした!」という自体を招きかねません。
一方で、現場をよく理解しクレーンを選べば、作業効率アップ、コストダウンも期待できます。
そこで今日は、弊社が手配可能なオールテレーンクレーンについてのスペック・料金比較をご紹介します。
ラフテレーンクレーンのスペック・料金比較についてはこちらをご覧ください。
【保存版】ラフテレーンクレーンの作業料金、スペック比較と使い分け
【80t】LTM-1080NX 知る人ぞ知る「80t」クラスのパワー
料金/1日:300,000円
あまり知られていないのですが、80tオールテレーンクレーンはその存在自体があまり知られていないことが非常に勿体ないクレーンです。
と、いうのも80tオールテレーンクレーンの能力は100tと比較をしても遜色がない程高いパワーを出すことが出来るのす。
そもそもクレーンの「パワー」は、そのクレーンのパワーに加え、ウェイトをどれだけ背負えるかにも左右されます。
車両の運転席とオペレーター室が一緒になっているラフテレーンクレーンと違い、オールテレーンクレーンは言わば「トラック」。ガタイがしっかりしているので、このウェイトを多く背負うことができます。
中でも80tクレーンは使い勝手がよく、そして安い。
「この作業は100tクラスを呼ばないと…」と思っていても、実は80tで作業を行える現場もあるのです。
80tと100tとでは1日の作業料金に10万円もの差が付きますので、きちんと車両の選定を行えばコストダウンを実現できます。
【100t】ATF-100G-4
料金/1日:420,000円
特徴としては、まず自走式、現場まで走っていけることが挙げられます。
そして、ブームに「ラチスジブ(継ぎジブ)」が採用されていることがATFの特徴として顕著です。
ラチスジブが搭載されていることで、100tクラスのオールテレーンクレーンとは思えないほどのパワーを出すことができます。
その理由は、ラチスジブは吊り上げ時にジブの重さを考慮せずに、作業のみにパワーを発揮することが出来るからです。
他のジブ、たとえば油圧伸縮型ジブを使っているクレーンは吊り上げ時にシリンダーの入った油圧の装置自体の重さも考慮しなくてはなりません。
このようにメリットもあるのですが、ラチスジブは同時に現場での組み立てに10m横に倒せるスペースの確保が必要です。。
一見100tでの作業が不可能に思える場合でも、ラチスジブの強さであれば吊り上げられるというケースもあります。
「200tを呼ばないと無理か…」となる前に、ぜひ事前にきちんとした現地調査を依頼してください。
【120t】AC120-4J
料金/1日:440,000円
120tクレーン、AC120-4Jの特徴、それは……
この120tクレーンは100tクラスオールテレーンクレーンの中で1番車幅が狭い!
ラフテレーンクレーン並にコンパクトな車体は25tクラスと同等です。
たとえば50tクラスのクレーンで侵入不可能な狭小地であっても作業をこなしてしまいます!
道幅が狭い現場で重いものを吊り上げる時に大活躍しているのがこの120tクレーンなのです!
そのパワーについて100tクレーンとの能力を比較してみます。
「コンマ45」おおよそ15tのユンボを吊る時、100tでは建物の4~5階までしか吊り上げられないのに対し、120tでは7~8階まで吊り上げる事が可能!
もっといえば、建物の屋上にユンボを「乗せるだけ」の作業など、条件が良ければ10階程度まで持ち上げる事が可能です。
それにも関わらず100tと120tの間に料金の差はそれほどありません!
100tで不可能な状況からいきなり200tを視野にいれるのではなく、
あまり価格に変化がない120tを選べば、大きくコストカットを実現することができます!
【220t】LTM1220-NX2
料金/1日:600,000円
一気に倍近くの重量になる220tのオールテレーンクレーンは、「コンマ7」などのユンボを吊り上げる時に良く使用されます。
220tクラスのクレーンはそのまま車道を走る事ができません。つまりブーム分解して現場に運ぶ事になります。
このサイズのオールテレーンクレーンは2分割で運搬するものと、3分割するタイプが存在します。
弊社で取り扱っているLTMの220tクレーンは、ブームだけを外せばよい2分割。組み立てにかかる時間は早くて1時間30分ほどです。
(傾斜のある場所などでは、組み立ての方法異なってきてしまうため、最速1時間30分は目安として捉えてください)
現場にあった最適なクレーン、最適なご提案をします!
いかがでしたでしょうか。現場によって適切なクレーンは変わります。
しっかり選定を行うことで、作業効率アップ、コスト削減に繋がる可能性は大いにあります。
クレーンが必要な時には、ぜひ1度弊社にご連絡ください。
最適なクレーンを、優秀なオペレーターと共に手配いたします。
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