クレーン一筋40年、丸良興業の安全会議
東京、大田区から”全国へ”。
クレーンレンタル、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている丸良興業ブログ担当です。
建設業で定期的に必ず実施することの一つに「安全大会 / 安全会議」があります。
日々現場での作業で得た気付きやヒヤリハット、業界全体を見渡したときに起きているトラブル・事故事例などを共有します。
危険やリスクに対する意識を一人ひとりが高め、より安全に作業ができるよう働き方・環境を見直すことが目的です。
丸良興業では月に一度必ず全員が集合し、安全会議を行なっています。
■体調管理は質の良い睡眠から
この日の安全会議では、寒くなってきた冬の体調管理の仕方や、
健康的な睡眠方法についてから話が始まりました。
ニュースでも度々取り上げられる居眠り運転での事故。
睡眠不足が原因で日中の運転に支障をきたすようになってしまっては非常に危険です。
判断力が鈍り、障害物などの認知力も低下、操作に悪影響を及ぼします。
では睡眠不足を防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。
一つは、みなさんもご存知の通り寝るまでの時間をどう過ごすかが大切だと言われています。
寝る前の過度な飲酒はもちろん避けなければいけませんし、
就寝前のカフェインの摂取もよくありませんよね。
また寝る前のスマホ、パソコンの使用もできるだけ避けるべきです。
現場での危険、自分の身に降り注ぐリスクをしっかり認識していないと、
これらは無意識にでもやってしまうことがあります。
若手〜ベテランの社員全員で再認識するお話でした。
■30年以上、無事故を維持し続けた会長の言葉
またヒヤリハットの共有や安全な職場づくりについても話しました。
その中で弊社会長からの言葉が強く印象に残ったので一部ご紹介します。
「事故は注意していないと起こるものです。
神経を運転に集中する。何かを考えていると事故は起こります。
私は30年以上クレーンを運転して一度も事故はありません。
バックライトさえ壊したこともありません。前でクレーン操作していても後ろのアウトリガーにハンマーを置かれれば、置かれた振動でわかります。
それだけ運転に集中して操作しているからです。
なになにをしながら…というのは絶対にやめて集中して運転してください。
また機械の特徴もしっかり把握してください。」
30年、無事故。
これは決して簡単なことではありませんが、会社として、個人として引き継いでいかなければならない大事な目標です。
日々の習慣を見直し、運転と作業に集中する。
何を改善すべきか一人ひとりが意見とアドバイスを出し合い、この日の安全会議は終了しました。
丸良興業の安全会議では全員が自分の意見を発表し、良き討論の場にできるよう心掛けています。
高いプロ意識を来年もまた継続していきます。
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