2億円もの大金を扱う現場監督の仕事は本当にキツい?イメージだけで判断してはならない抜群の将来性
東京、大田区から全国へ。オペレーター付きクレーンレンタル、重量物吊り上げ作業、各種ラフタークレーン/オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている丸良興業です。
突然ですが、建設業において1人で進められる工事などありません。内容や規模にかかわらず、建設工事とは依頼主や協力会社の方々、大勢の職人が一同に介して進められていくプロジェクトであるからです。
現場に携わる多くの方のなかでも「代え」のきかない、特別なポジションこそ現場監督。
実績を持つ現場監督は業界内でヘッドハンティングされることも珍しくなく、高給与が約束された役職でもあります。
とは言え、一般的には「稼げるが大変」と、ネガティヴな面ばかりが強調されていることも事実でしょう。しかしながら…
世間で語られる現場監督のイメージに隠れ、真の魅力にフォーカスが当てられないこともまた事実です。
本日は現場監督の仕事を解き明かした後、建設業のなかでも群を抜いて将来に見通しがつく、現場監督のニーズをご紹介していきたいと思います。
現場監督の将来性【前提】そもそも、現場監督を任せられる人材はひと握り
まず、なぜ現場監督の仕事が大変と言われているのか。一緒に確認していきましょう。
同じ監督として、サッカーチームの監督を連想してもらうのも良いかもしれません。現場監督も職人の仕事に指示を出すからです。
優秀なサッカー選手同様、腕の立つ職人やオペレーターは周囲から一目置かれる存在ですが、選手のパフォーマンスを引き出す役目が監督にあることもサッカーの監督と変わりません。
しかし、
現場監督の仕事は現場にいる職人たちを束ねたり、指示を出すだけではありません。
「依頼主と打ち合わせ」「要望をくみとった工事計画の提案」「材料の発注」「役所への提出書類作成」「現場近隣住民への工事のお知らせ」…etc.
現場監督は本格的に現場工事が着手されるずっと前から動いていますし、工事後の報告書作成までも任されています。
つまり、
現場監督とは工事全体の監督者を指す役職。工事のクオリティはもちろん、今後の仕事に繋がるかどうかも、現場監督の手腕に大きくかかっているのです。
比べるまでもなく、目の前の作業に打ち込む職人と現場監督とでは考えなければならない内容も量も違います。確かに「現場監督=大変」とイメージされてしまうことも、うなずくことができるでしょう。
しかし、そのイメージは現場監督の本質を捉えきれていません。
単純な仕事量ばかりにフォーカスされてしまいますが、工事全体を統括する現場監督は、誰にでもなれるポジションでないからです。
「替えがきかない」と書いた通り、現場監督は、作業する職人の仕事内容から工事全体の流れ、書類作成能力に計算能力など。工事にまつわる多くの知識や経験を持っていないと務まりません。
そもそも現場監督にまで育つ人材は一握り。ヘッドハンティングを持ちかけられるレベルの現場監督は、1日の給与が監督の言い値で交渉されることもあります。
もちろん、仕事量が少ないわけではありません。
しかしながら、世間で語られる現場監督のイメージからは「大金を稼げるにまで成長できる人材が限られている」認識がすっぽり抜け落ちてしまっているようにも思えるのです。
現場監督の将来性【1】多くの現場経験が施工の高クオリティを実現する
それでは、現場監督に求められる能力とは?
たとえば企業経営者は、仕事を「ヒト」「モノ」「カネ」3つの要素に分けて把握しますが、現場監督の仕事も、この3要素をコントロールする点において同じことが言えます。
「ヒト」は、お客様や一緒に働く仲間
「モノ」は、工事そのもの、施工のクオリティ
「カネ」は、工事全体で動くお金
といった具合でしょうか。
順番にご説明していきましょう。
まず「モノ」。
順番が前後してしまいますが、現場監督の仕事の内容は先ほどお伝えした通りです。
状況に応じた的確な指示を出すためには、作業の意味をひとつづつ細かに把握していなくてはなりません。優秀な現場監督は皆、豊富な現場経験を積んでいます。
公共工事を例に取ると、たとえば「歩道橋撤去工事」にも、さまざまな工程が存在します。
クレーン車で歩道橋を吊るためには、歩道橋をブロック状に切断する必要がありますし、切断の前にはワイヤーを歩道橋の適切な箇所に引っ掛ける段取りもふまなくてはなりません。
歩道橋の立つ現場周辺環境によっても条件は変わってきますし、場所によってはガードマンの手配や、秒単位の工事計画をも求められます。
そのうえで、工事に置けるクオリティとは正確性や安全面の確保は大前提ながら、それだけではありません。
次にご説明する「予算」にも絡んでくる話ですが、無理のない範囲で納期を短縮させるスケジューリング能力も、現場監督に求められる能力のひとつです。
現場監督の将来性【2】時は金なり。会社に利益を残す計画性とは?
建設業界において納期の厳守は絶対ですが、現場監督は作業する職人のコンディションや現場の進行具合をみつつ、なるべく納期を短くするスケジューリング能力も求められます。
弊社の承る工事は、どんなに小さな現場であっても1日あたり50万〜100万のお金を動かして進められていく内容です。つまり、定められた工期よりも早く仕事を終えた日数分だけ会社にお金が残る仕組みになっています。
仮に1日あたり100万円を出して進める工事であれば、3日の猶予を持って終わらせることで300万円の利益が出るわけです。先を見越したスケジュール調整はさまざまな現場に携わって養われる計算能力がなせるワザとも言えるでしょう。
現場監督の計算能力は、ほかにも資材の発注、公共事業の入札制度にも発揮されます。
たとえば「トータル4,000万円で工事を請け負える会社を探している」依頼があったとしましょう。
額面通りで仕事を請け負ってしまえば、安全な工事を実現できなかったり、会社に赤字を出してしまうかもしれません。かと言って、いきなり倍額「予算8,000万円の引上げ」を申しでることも難しいことがあります。
適切な工事を行うために、いくら掛かるのか、そしてなるべく費用を抑えたい依頼主の立場に立っていかにコストパフォーマンスよく計画できるか。
ここに現場監督の手腕が掛かっています。
「可能な限りで施工金額を抑える、かつ利益が残る金額で仕事を受注する」見極めも、現場監督の腕の見せ所です。
適正価格の工事を提案するためには、現場監督も多くの工事方法を知っていなくてはなりません。
大きい現場では約「〜2億円」もの大金が動く工事の仕事であればなおのことでしょう。
”時は金なり”ではありませんが、時間もお金もシビアに管理できる能力を身に着ける職人はそう多く存在しません。
現場監督の将来性【3】自分にも他人にもストイック、でも笑顔を忘れない
繰り返しになりますが、現場監督は職人に指示を出す役職です。そのうえで、
一緒に仕事していて気持ちよく働けるかどうか。繋がりを大事にする建設業界において、現場監督の人間性は仕事全体のパフォーマンスに大きく影響します。
潤滑に工事を終えるためには、他業者の職人はもちろん、近隣住民の方への配慮も欠かせません。
まして「次もお願いしたい」と、お客様に感じてもらえる仕事を実現できるかどうかは、現場監督のスタンスや印象によっても左右されます。
現場にちょこっと顔を出すだけで、状況もロクに確認せず指示を出して帰宅する。そんな現場監督のもとで働きたい職人はまずいないでしょう。
職人から慕われているかどうかが、工事の品質にダイレクトに影響してきます。
また、あまり知られておりませんが、本来は
公共工事を承るトータルの資金のなかには懇親会を開くお金も含まれています。連携の取りやすい業者と親睦を深め、実績を積んでいくことも現場監督の仕事。
「人間性」や「スタンス」など、難しい言葉を並べましたが、たとえば「笑顔で挨拶ができるかどうか」。
現場監督の人間性やスタンスとは、日常のなかに見え隠れするシンプルな気遣いの積み重ねから築き上げられていくモノです。
デキる現場監督は新人の頃から挨拶を徹底していますし、分からないなりにも愚直に仕事に取り組んでいることが周囲に伝わります。
振り返ってみると、現場監督に求められる能力の根幹は、ストイックに仕事に向き合う姿勢かもしれません。
他人に指示を出す立場にあるのだから、当然と言えば当然のことのようにも思えます。
現場監督の将来性【4】工事の数に対し現場監督が少なすぎる。成長を見込める会社に前のめりの姿勢で挑もう!
最後に、現場監督の将来性についてお話して、本日のブログ記事を終わりにしましょう。
現場監督が将来を見通せる理由は「誰でもなれるわけではない特別な役職であるから」、にほかありませんが、「工事現場がなくならない」ことも大きな理由です。
建設工事とは何も家や建物を建てるばかりではありません。
例に出した「歩道橋撤去工事」をはじめとし、道路や橋など。生活の基盤となるインフラ整備はまだまだ改修工事が残っています。
現場監督がいなければ工事を始めることもできないため、これからますます需要を伸ばしていく職業でもあるでしょう。しかしながら、
現場監督を育てる環境を整えられている建設会社もそう多く存在しません。
目の前の仕事をこなすことに力を使い果たし、新人を育てるエネルギーが残されていない。
また、働きに見合った給与や福利厚生も用意されていない現実は、現場監督のネガティヴなイメージを強固にしていく要因でもあるでしょう。
弊社丸良興業が未来の現場監督 志望者を募集しているのは、育てられる環境が整えられているからです。
国からのクレーン工事依頼も相次ぎ、土木工事にも事業を拡大している丸良興業は、携われる現場数や種類も豊富。
わからないことを先輩に質問できる風通しの良さも持った会社です。
建設業界に明るくない新人の方であっても1人前の現場監督に育てあげる自信を持っておりますし、技能をお金で評価する制度は、さらに細かく整備していく準備も進められています。
この記事では、たびたび現場監督の視野の広さに言及してまいりました。
将来、有望な現場監督として脚光を浴びる方は、入る会社を見極めることもできるはずです。
丸良興業はあなたの熱意ある応募をお待ちしております。
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弊社は、あなたを未来の建設業界に欠かすことのできない人材へと成長させることをお約束します。
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