女性に活躍して欲しい!クレーンオペレーターの魅力をご紹介
私たち丸良興業有限会社は、土木建築におけるクレーン作業を専門とする会社です。東京都大田区を拠点とし、全国の土木建築現場において、重量物の吊り上げなどを行っております。
1975年の創業以来、私たちは「安全・確実・迅速・誠意」をモットーとして、多くのお客様に期待以上の満足と感動をお届けできるよう、努めてまいりました。
他社が作業を断念するような狭小空間での作業なども、工夫を凝らすことで安全に実現。他社にはない経験と技術力を特徴としています。
現在、私たちはクレーンオペレーターの採用を強化しており、特に女性の方を広く募集しております。
「土木建築業界に女性?」「力仕事は不向きではないか?」「男性じゃないとできない仕事ではないの?」などと様々な疑問が浮かぶことでしょう。
しかし、私たちは女性の仕事選びの候補のひとつに、クレーンオペレーターを入れて頂きたいと本気で思っています。
本記事では、なぜ女性のクレーンオペレーターを求めるのか。どんな働き方になるのかなどをお伝えしていきます。
女性でも大丈夫?私たちが女性のクレーンオペレーターを求める理由
クレーンオペレーターというと、一般的には体力・腕力のある男性の仕事であるという印象が強いでしょう。
実際、日本の工事現場でオペレーターとして働く方のほとんどは男性で、土木建築業界全般の傾向としては、女性の就業者が圧倒的に少ない現状があります。
しかし、土木建築業界全体として、日本が抱える少子高齢化の問題に起因する「なり手不足」の課題があります。
業界全体としても、今までの男性優位の仕組みから脱却して、女性の採用が求められているのです。
そんな中、私たちはクレーンオペレーターという仕事が、土木建築業界の中でも、女性にとって非常に有利であり、就業する障壁が低い職種であると感じています。一体なぜでしょうか。
女性のクレーンオペレーターならではの視点、繊細さは現場に必要!
実は、クレーンオペレーターという仕事は、自分の手足の延長上としてクレーン操作を行うため、非常に繊細な感覚・技術が問われます。
女性が持つ、男性にはない繊細な感性・感覚は、この操作に活かされるのです。
動画サイト等でも女性のクレーンオペレーターの方が活躍をされている様子が配信されています。
この操作には男性並みの腕力・体力も不要なことから、まさに繊細な女性の感覚が活かされる職種であると言えるのです。
ただし、力仕事が全くないということではありません。業務の合間には、クレーン車の整備もしなければならないのですが、これは、どうしてもある程度の力が必要となる作業です。
たとえば、タイヤの交換をする場合。一般的な車と比べても大きく、重たいタイヤを交換する際に、ボルトを締める作業が発生しますが、比較的体重が軽い女性の場合、自重が足りずに苦労することもあります。
しかし、作業のコツさえつかめば、意外と力をかけずともタイヤの交換作業などができるようになるものです。
そういったことを踏まえると、クレーンオペレーターという仕事に「男性でなければ出来ないこと」は、ほとんどないと言えるでしょう。
女子大生も見学にきました!
最近、当社にも大学卒業後に、クレーンオペレーターとして働きたいと希望する女性の方が見学に来られます。
工事現場やクレーンの操作に興味があるという方は、男女問わずぴったりの職場であると思います。
また、女性が持つコミュニケーション能力の高さについても、現場で非常に重要な要素です。
クレーン会社の文化
工事の現場においては、安全に関する注意を受ける場合には、叱られることも往々にしてあるでしょう。
これは、土木建築業界独自の文化で、賛否はもちろんあるところですが、少しの気の緩みや不注意から命を落としかねない現場では、やむを得ないところでもあります。
そんな時に、怒られながらも、慌てずに相手が何を伝えたいのかを正確に理解し、汲み取る事が出来れば、注意されたことが自分の学びにもなり、より安全な作業がおこなえるようになるのです。
私たち丸良興業には「文化7項目」という、社員全員が意識して大切にしていこうという社訓があります。
その5項目目に「最初は叱られながら成長することも勉強」というものがあるのです。
最も大切なのは、安全に作業をおこない、毎日無事に仕事を終えることです。
叱られることも前向きに捉えて、成長をしていってくださる方であれば、男女問わず当社で活躍できるでしょう。
クレーンオペレーターとして働くメリット・デメリットは?
世の中にはたくさんの仕事があり、どこも人手が足りない状況です。女性にとっても、オフィスでのデスクワークやお店での接客など、様々な選択肢があります。
では、そんな中で女性がクレーンオペレーターとして働くことのメリットは、どこにあるのでしょうか。
女性がクレーンオペレーターとして働くメリット
まず、最も明確なメリットとしては、一般的な事務などの仕事と比較しても、本人の実力ややる気次第で稼げるということが挙げられます。
当社では、クレーンオペレーターの募集について、性別を理由とした採用の可否や、男女間の給与の違いは一切ありません。あくまで、本人の能力や経験、携わる現場の数などで給与が決定するのです。
当社には、ひと月あたり70万円ほど稼ぐベテランのオペレーターもおりますが、女性でも同様に稼げる可能性があるということです。
ちなみに、入社して1年目の新人の場合では、月当たり手取りで25万円程度を目安に稼いでいます。
スキルと共にお給料は上がります!
給与についてもう少し細かくお伝えをすると、当社では、一つの現場あたりに手当を支給しております。
そのため、複数の現場を担当することができれば、その分、給与に反映されるのです。また、夜間の作業は昼間の1.5倍の手当がつけられるため、更に稼ぐことも。
クレーンの操作にも慣れて、安全に素早く現場での作業を終えることができるようになれば、1日に複数の現場をまわることができます。
当然、それに応じてお給料を支払うことができるようになるのです。
このように、自身の技術・腕前が給与に直結する制度となっているので、向上心を持って前向きに働ける人は、それだけ稼げるようになっています。
この点が、給与の水準に年功序列や男女差が残るような業界とは大きく異なるところです。
また、本人の実績によっては、クライアントより名指しで指名を受けるようなこともあります。実力を認められれば、他のオペレーターと比較しても多くの現場を受け持つこととなり、より安定して稼ぐこともできるようになるのです。
正直、女性がクレーンオペレーターとして働きやすい環境づくりはまだ課題もある。
もちろん、女性の就労には良いところばかりではなく、課題となる点もあります。
たとえば、トイレや更衣室などの問題です。多くの工事現場では、男性ばかりが働く職場になりますので、トイレも男性用だけだったり、男女共用のものしかないケースがあります。
また、更衣室なども設けられていないケースが多いのが現状です。
これらは今後、会社としても考えていかなければならない課題として認識しております。
女性が安心して働いてもらえる職場環境を整えることは、当社としても、土木建築業界全体としても、取り組むべき課題のひとつと言えるでしょう。
こういった問題を踏まえた上でもなお、クレーンオペレーターというフィールドは、女性に活躍して頂ける仕事として魅力的な選択肢であると思います。
丸良興業では引き続き、女性が働きやすい環境作りに、真剣に取り組んでまいります。
全ての女性に、とは言いません。家族との時間を大切に。
ここまで、女性がクレーンオペレーターとして働くことについて、そのメリットなどをお伝えしておりますが、全ての女性の方にすすめたい、というわけではありません。
小さい子を育てている間は、おすすめできません!
たとえば、小さい子どもを一人で育てている方は、クレーンオペレーターとして働いて頂くのは難しいと考えます。
4人の子どもを育てた経験がある社長の虻川としては、子どもが小学校に上がるくらいまでは、食事やお風呂などの時間は、一緒に過ごして欲しいと考えるからです。
もしご結婚をされていて、配偶者の方と一緒に子育てができるということであったり、ご実家にいてお父さまやお母さまに子どもを預けられるというようなケースであれば、小さい子どもがいても、お勤め頂けるかも知れません。
現場はどうしても予測不可能
現場では、時に予測不能な事態が起きることがあります。何らかの事情があって、現場に到着すべき部材が届かないといったトラブルが起きれば、現場の仕事が5~6時間ほど遅れてしまい、帰宅時間にもそのまま響きます。
また、現場入りは早朝となるケースも多いです。
そのため、幼稚園や保育園の送り迎えなどをしなくてはならないという方も、就業は難しいでしょう。
女性を積極的に採用したいという話をしながら、まるで後ろ向きなように聞こえるかもしれませんが、当社は、子育ては本当に大切なことだと考えています。
そのため、子どもを犠牲にしてまで、クレーンオペレーターとして働いて頂くのは本意ではありません。
今は家庭の事情で働くのが難しいという方も、子どもが小学生くらいに上がれば、状況は変わるでしょう。
その頃に、改めてクレーンオペレーターという選択肢について考えて頂ければと思います。
勤務条件などについては、お伝えしきれない部分も多々あります。もし「子どものために○時頃には帰りたいが、働けるだろうか」というような疑問があれば、まずはお問い合わせください。
私たちは決して、楽観的なことだけをお伝えするようなことは致しません。
こんな女性にはぴったり!あなたの好きを仕事にしてみませんか
クレーンオペレーターの仕事は、こんな女性の方に向いています。
・車やバイクなどの整備が好きな方
たとえば、車やバイクなどの機械に興味がある方には、クレーンオペレターはやりがいのある仕事かも知れません。というのも、クレーンの整備を行う際には、自分なりのカスタマイズを行えるような「遊び」が存在するからです。
カタログの中からより適した部品を選び、そのなじみ具合を確認する。パーツを変えることで、機械の動きが良くなったり、安定したりすることも。機械いじりが好きという方は、日々の整備作業も楽しめるかも。
・力には自信がないけれど、工事現場には興味があるという方
工事現場に興味があるけれど、力が無いから現場で働くのは無理そう、とお考えの方にもぴったりと言えます。
先ほどお伝えしたように、クレーンオペレーターに必要なスキルは、クレーンを正確かつ安全に動かす繊細な感覚です。
現場で実際に重い荷物を持つ仕事ではないので、土木建築現場において、女性でも能力をいかんなく発揮できる仕事といえるでしょう。
・難しい仕事を頭を使ってやり遂げたいという方
クレーンを活用する現場は様々なシチュエーションが考えられますが、狭い場所では考えなしに物を吊ってしまうと、周辺の建造物に当たってしまいます。
「想定よりも大きめのクレーンを利用して、距離を確保すれば安全に旋回できる」などと、綿密なシミュレーションを立て、想定通りの動きができた時のやりがいはひとしおです。
クレーンでの作業内容を少しご紹介
クレーンでの作業といっても、イメージがつきづらいと思いますので、ここで少しだけ、実際に行われている作業例をご紹介しましょう。
最近多いのは、クレーンを利用した空調の室外機の交換作業です。重さは300~700Kgほどあります。これほどの重さのものでは、人力で上げていくことは難しいので、クレーンを活用することになります。
電気関係では他にも、ビルの屋上に置かれているキュービクル(高圧受電設備のこと)の設置も手掛けています。
建築の現場においては、「建方」と呼ばれる、現場での組み立てなどにも活用されます。
柱を二本立てて、その間に梁と呼ばれる太い木をかませる場合に、その木を手で運ぶのは非常に重く危険です。そこで、柱と柱の間にうまくクレーンではめこむ作業などを行います。
木造に限らず、鉄筋造や鉄骨造においても同様に、クレーンを利用することで安全かつ素早く、 部材を吊り上げることに一役買っています。
続いて土木の現場での活用です。 たとえば造園をする場合、敷地内に木が生えていると、伐採が必要となるケースがあります。
その際、クレーンであらかじめ木を支えることで、倒れる方向をコントロールすることで、周辺住居への倒木を防いだりします。
また、 穴を掘る際に、掘った土が流れてきてしまうのを防ぐためにパイラーと呼ばれる機械を使って鉄の板を埋め込んでいきます。
これは土留(どどめ)と呼ばれる作業です。土留めにおいても、クレーンが活用されます。
さらに、解体の現場においてもクレーンが活躍します。建物の解体では、ユンボと呼ばれる油圧シャベルが活躍します。
しかし、都内などの建物が密集する地域では現場となる土地も狭く、周囲の道も同様に狭いことから、解体する建物の周辺に大型の建築機械を置くことが難しい場合があります。
そのため、ビルの屋上にユンボを上げて、上から解体作業をおこなっていきます。 重さは解体する現場によって異なり、3t程度の小型のものから、23tほどの大型のユンボを吊り上げることも。
このクレーンによるユンボの揚重(ようじゅう)は、当社が非常に得意とするところです。
建築現場で働くカッコいい女性たち!あなたも目指してみませんか。
土木建築業界でバリバリ働く女性たちについて、こんなエピソードがあります。
とある現場監督の会社に行ったとき、事務員の女性とおぼしき方とご挨拶をしました。後日、建築現場に行くと、その女性がいて、どうしていらっしゃるんですかと聞くと「私の現場なんです」と。なんと、女性はその現場の所長だったのです。
いつも安全大会(安全に対する意識を高めるために定期的に行われる講演・表彰会)などで受付をしてくれたり、きめ細やかな気配りをして下さっていたその女性が、実は一つの建築現場を司る立場の方だった、というエピソードです。
その会社では、3名の女性の方が1級土木施工管理技士の資格を持っていて、現場において一流の仕事をされていました。
工事現場においては、その計画や過程などに関する資料を残す必要があるのですが、分厚いファイルで6~7冊ほどの資料を整然と作り上げる様子も素晴らしかったです。
これからは、土木建築業界においても、女性が持つ能力を最大限に活かしてもらうことが、必須となってくるでしょう。
今までの男性中心の文化を変えていき、女性が活躍できる土壌を作り上げることが、結果的に会社の発展に繋がるのだと信じています。
今後、当社事務所においても、男女別のトイレの設置や空き室を利用した更衣室を作るなど、女性とともに働ける環境づくりを進め、安心して勤めて頂けるようにしていきます。
本記事をお読みいただき、クレーンオペレーターに少しでも興味をお持ちいただけたならば、ぜひ丸良興業までご連絡ください。あなたのチャレンジを、心よりお待ちしています。
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