【作業事例】ピタゴラスクレーンだけが遂行できる 狭小地での鉄骨階段吊り上げ
「ピタゴラスクレーンによる狭小地での鉄骨階段吊り上げ」
ピタゴラスクレーン作業難易度:☆☆☆☆
担当オペレーター:経験年数3年
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
本日は弊社がこれまで請け負ってきた仕事のなかでもトップクラスの難易度を誇った作業事例をご紹介します。
現場は羽田空港近くの大田区の新築アパート、作業は鉄骨階段を取り付ける内容。
出動したのは13tのラフテレーンクレーン「ピタゴラス」です。
ピタゴラスの強みはまず車体自体がコンパクトであること。
住宅地のような狭い現場に出動することの多いラフテレーンクレーンです。
見た目にそぐわないパワーにも期待が寄れられますが、なんと言っても魅力は15m伸びきった状態のブームから伸びる14mのジブです。
本来、長さ14mのジブは25tクラス〜のクレーンから搭載されることがほとんどです。
「狭小地」で高さが必要とされる現場であれば「ピタゴラス」の右に出るものはいないと言っていいでしょう。
ピタゴラスクレーンだけが遂行できる 狭小地での鉄骨階段吊り上げ【1】
■視界に映らない施工対象 ピタゴラスクレーンを2人で動かす?
クレーンの仕事の難しさは必ずしも規模と比例するワケではありません。
むしろ職人の腕と経験が試される現場は今回のような狭小地でもあります。
実は、この上の写真に今回の施工対象となるアパートは映っておりません。
写真右に映る白いタイルの建物の向こう側に今回の現場があります。
事実、住宅街などの狭小地では、建物をかわして作業を行うことが求められる現場も存在するのです。
今回のようなケース、当然オペレーターの視界からは建物を視認することができません。
オペレーターは目となるスタッフの出す指示のみが頼りです。
オペレーターの技術は大前提。
指示を出すスタッフもクレーンの動作を熟知している必要があります。
その上で両者の強い連携がなければ作業を遂行することは不可能であるでしょう。
ピタゴラスクレーンだけが遂行できる 狭小地での鉄骨階段吊り上げ【2】
■張り巡らされた障害物 業者さんも『出来るかどうか分からない』の声
今回の現場の難しさ、その骨頂は「障害物」の多さにあります。
クレーンのブーム/ジブの動線には電線が複雑に張り巡らされていたのです。
ブームを伸ばすのにまず電線をかわす必要があり、鉄骨階段を吊る正面にも電線。施工対象のアパートの前にも電線が斜めに張っており、それをかわしてなお高圧の太い電線が待ち受ける……。
上の写真で電線が一箇所しか確認できないように、オペレーターの目からは対象のアパートはもとより複雑な電線も確認できておりません。
ましてや現場は住宅街です。
吊り上げた鉄骨が隣接する建物にぶつかってしまう危険性もケアしなくてはならず、電線ばかりに気を取られるわけにもいかないのです。
クレーンの仕事は、ひとつの間違いが事故に直結することは言うまでもありません。
下見の際、業者さんからも『出来るか分からない』と伝えられていただけあり、これまでの作業のなかでも特に神経をすり減らす現場でした。
ピタゴラスクレーンだけが遂行できる 狭小地での鉄骨階段吊り上げ【3】
■丸良興業だから出来る 他社が断ったご依頼もお持ちよせ下さい
作業には9:00-16:00の時間を要しましたが、2階立て分の鉄骨階段を1日で据え付けすることに成功しました。
今回は冒頭でお話しした通り、弊社が請負った仕事のなかでもトップクラスの難易度を誇ります。
決して大袈裟な話でなく、他社では断っていた可能性も高いのではないでしょうか。
それは、今回の作業を可能にしたのはピタゴラスの性能をフルに活かすオペレーターの技術と指示を出したスタッフの視野の広さのほか、弊社が現地調査を徹底していることにも理由があります。
クレーン会社のなかには行き当たりばったりな仕事をする会社も少なくありません。
前日の現地調査をパス。その日になって見て可能・不可能が分かるケースも少なくないのです。
弊社は事前に全ての可能性を全て数字に起こし、入念な計画を出すことを何よりも大事にしています。当日に目の前の作業に心血を全て注ぐためにも、事前準備をし過ぎることはないと考えるためです。
他社で断られた仕事であっても、弊社であればお力添えが出来るかもしれません。
お困りであれば是非お話しをお聞かせ下さい。
稼働させるクレーンの車種や費用、お客様の業種を鑑みた上で最適なご提案を導き出します。
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