【作業事例】パラボラアンテナを100tラフタークレーンとスカイボックスを駆使し撤去
100tラフタークレーンとスカイボックスによるパラボラアンテナ撤去工事
ラフタークレーン作業難易度:☆☆☆☆☆
作業の特徴:スカイボックスを使用することで高所作業車よりコストを抑えられた
こんにちは。クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物吊り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
今回ご紹介する現場は都内より車で一時間ほど、茨城県鹿島市に所在する鹿島宇宙技術センターです。
台風により大破してしまったパラボラアンテナ2機の撤去を担当いたしました。
こちらの工事は東京都葛飾区にて総合解体工事業に従事する「株式会社誠和土木」様よりご依頼いただきました。
丸良興業創業時よりお付き合いさせていただいている誠和土木様ですが、なぜ丸良興業にご依頼いただけたのでしょうか?
誠和土木の担当者、酒井さんにお話を伺いました!
「どうやって撤去する?」台風で大破したパラボラアンテナ
酒井:鹿島宇宙技術センターの案件は国交省依頼の公共工事でした。
3年ほど前の台風で強風を受け、人が歩くステージや骨組みが曲がってしまいました。
これ以上風に煽られて損壊が進まないよう、事前調査時にはシールドがすでに剝がれた状態となっておりましたが、後ろの梁も壊れていることを確認しました。
撤去対象のパラボラアンテナは11mと34mの2機でしたが、特に34mの機体を安全に取り壊すにはどうすればいいか、慎重な判断が求められる現場でした。
100tラフタークレーンとスカイボックス(スカイデッキ)を扱っているから安心して依頼
酒井:アンテナの大きさと骨組みを解体する作業を踏まえ、すかさず丸良興業に依頼しました。
──この工事も任せていただけて嬉しかったです。弊社にご依頼いただくにあたってのポイントって何かありましたか?
酒井:まずは安全に作業が出来る重機を扱っているかどうかですよね。特に34mのアンテナを撤去する方法は限られてきます。
一つは普通の高所作業車を使った解体作業。
ただ、高所作業車を使うなら40mクラスのものを手配しないといけなくて、コストが高くなってしまう。しかも、アンテナの骨組みを解体し、地上に下していく作業は高所作業車だと時間がかかるうえに危険です。
もう一つの選択肢はスカイボックスを活用した作業です。
今回のパラボラアンテナの大きさを鑑みると、スカイボックスがないと作業できなかったと思います。
スカイボックスは高所作業車を使うよりもコストを抑えることができるにも関わらず、作業時の安定性が抜群に良くなるため、高所であっても細かい作業を安心して行えます。
しかも、溶断して切った骨組みをそのままスカイデッキに搭載して地上に下せるため、作業時間の短縮に繋がります。
丸良興業は現地調査で柔軟に要望をヒアリングし、対応してくれる
──弊社も現地調査に赴き、当日の作業に向けたヒアリングを実施させていただきました。
酒井:そうなんですよ。丸良興業は必ず現場を見に来てくれるため、具体的な相談をその場で進めることができました。
例えば、今回であればクレーン選定の要望を聞いてくれました。
想定していたクレーン車だと作業半径がパラボラアンテナに届かなさそうだからどうしようか、と担当の方に伺ったんです。
すると、「最近導入した100tラフタークレーンであれば今回の高さも十分に吊れるし、この狭いところでも作業可能だと思いますよ」とその場で即答していただけたのが頼もしかったです。
──そうおっしゃっていただけると納得いただけるご提案が出来てよかったな、と安心します。
酒井:丸良興業の営業の方って、建築施工管理2級を取得していたりと、現場での作業に必要な知識もしっかり学ばれているんですよね。
だから、実作業に即した提案までスムーズに対応してくれます。
作業場の広さや予算をしっかり把握した提案だからこそ、工程の無駄も省ける。
本当にありがたいです。
こういう対応って、正直他のクレーン業者ではなかなかないです。
そもそも、現場まで足を運ばないで書面上の確認のみで済ませるところもあります。
さらに、こちらが要望したクレーン車をそのまま手配だけして、いざ当日現場に行ってから「このクレーンだと作業は厳しいですね」なんてことも普通にありえます。
こうなってしまうと、一度クレーン車を手配してしまった分の費用は掛かってしまうし、工程をもう一度考え直さないといけません。
工事を依頼するのであれば、プロの視点から親身にご提案や相談に乗っていただける業者が一番です。
25t、35t、100tラフタークレーンとスカイボックスを稼働してパラボラアンテナを無事撤去!
酒井:今回の工事も事前の現地調査と要望ヒアリングのおかげで、滞りなく工事を進めることができました。工期は3か月でした。
さらに、丸良興業はクレーン業者で唯一経営革新計画の認定を受けているので、今回のような公共工事を請け負う場合に費用助成を受けることが出来たのも非常に助かりました。
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酒井さん、お話ありがとうございました。
丸良興業では営業担当、オペレーターのスキル研鑽はもちろん、様々な工事に対応できるよう多様な重機設備の導入とシミュレーションを行っております。
また、お話にもあったとおり、丸良興行は中小企業庁が施行している「経営革新計画」の承認を東京都より受けております。
そのため、公共工事の工事費において助成支援を受けることも可能となっております。
重量物の吊り上げやクレーン車の手配が伴う工事などでお悩みの方は、ぜひお気軽に丸良興行にご相談ください!
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