誰もが知りたい究極の質問! 上手いクレーンオペレーターとは?
こんにちは。
クレーンレンタル(オペレーター付き)、重量物釣り上げ作業、各種ラフテレーンクレーン・オールテレーンクレーンの作業・手配を手がけている東京大田区の丸良興業です。
今日も絶好調の虻川社長に、またまた核心に迫る質問をぶつけちゃいました!
「上手いクレーンオペレーターとは?」
この質問、答えにくいですよね。だって、自らの首を絞めることになりかねないですから……。しかし心配ご無用! 丸良のクレーンオペレーターは“イケてる”オペレーターたちなので、虻川社長の口から次々に出る“上手い定義”にみなさんあてはまっているようです。
では早速、「上手いクレーンオペレーターとは?」、一挙公開です!
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【上手いクレーンオペレーターとは?】技術よりも大事?!クレーンオペレーターの手腕はここに表れる!
まず、技術……と言いたいところだけど、そうではなくて礼儀礼節かな。
そこがしっかりしていないと、いくら技術力があっても現場でいい仕事ができないと思うよ。
要は礼儀礼節って、相手に対する思いやりなんだよね。
この人がどうしたいか、何を考えているか、そういう相手の思いを汲んでクレーンを操作することが大事なんじゃないかな。
その前提として、挨拶とか礼儀とかをしっかりとして相手との信頼関係を築いておくこと。そうすればコミュニケーションが円滑になるし、「こいつ俺の言いたいことわかってるな」ってことになると思うんだよね。
あと、これは余談だけど、スピードはそれほど大事ではない。建設業でも、例えば足場屋とかはスピードが重要だったりするよね。
足場の解体作業とかをのんびりやってても時間の無駄だし、次の業者が作業に入れないから工期にも人工にもロスが出る。
でも、クレーンは安全に確実にやることの方が大事だから、慎重であるに越したことはない。どんなにベテランでも時間をかけるところはかけているよ。
話は戻って、クレーンオペレーターって乗ってしまえば1人だけど、無線で密に連絡を取り合って微調整しながら操作するから、決して個人プレーではないんだよ。
だから、人との関わりって意味で、その基礎中の基礎である礼儀礼節。ここがしっかりとしている人は、上手いクレーンオペレーターと言ってもいいよね。
【上手いクレーンオペレーターとは?】もちろん技術力も問われます。一目でわかる上手いクレーンオペレーターのテクニックはこれだ!
技術力があるかどうかは、遠目から操作を見ていればわかるよ。
こんなことを言うとネタバレみたいになっちゃうけど、上手い人はブームを下ろしていても、親フックが動かないで操作できる人! フックが動かないってことは、レバー操作が上手いんだろうね。下手な人はブンブン動いているもん。傍目に見ていて危ないなって思うよう。
とはいえ、吊るものによって動きやすかったりする、操作の良し悪しに関係なくブンブンする時もあるよ。
シートパイルってわかる?地面に立てて埋め込んでいく鉄板なんだけど、それを埋めていく作業(鋼矢板工法)が難しくて、フックを外すのに手こずっちゃったりするんだ。
近くで鉄骨とびも作業しているから、衝撃を最小限におさえて設置したりフックを外したりしないといけないんだ。でも、なかなかそうもできないんだよね。この作業でフックが動かない人は、本当に上手い人だと思うよ。
【上手いクレーンオペレーターとは?】知識と経験から導き出される“効率”のよい作業計画とは
クレーンの作業って、一言で言ってしまうと荷物を吊って→移動させて→降ろすってことなんだけど、これが意外と奥が深いんだよ。
周囲に何もない広場でやるわけじゃないから、街路樹とか電柱とか信号とか、それからビルとか歩道を歩いている歩行者とか……とにかく気にしなくちゃいけないものが周囲にいっぱいあるわけですよ。
で、そこに加えてクレーンのパフォーマンスも頭に入ってないといけない。
ブームの長さ、旋回した時の半径、アウトリガー出した時の車幅などなど、クレーンの丸ごと全部を頭と身体にしっかりとたたきこんでおかないといけない。それができてから、初めて作業計画が描けるんだよ。
いかに少ない動きで、効率良く運べるかって考えるのは、やっぱり知識と経験が根底にないとダメなんじゃないかな。と言いつつ、効率ばっかり追求しちゃうのも良くないこともあるよ。
効率=スピードって勘違いしちゃってるオペレーターもいるから、効率よりも安全が大事。
あ、安全!
安全をすっかり忘れてた!
今更だけど、安全を1位にしてもいいかな(笑)。上手いオペレーターは、誰よりも安全を第一に考えているかも!
【上手いクレーンオペレーターとは?】安全を守ることは基本中の基本! 作業の根底にはいつも安全を
地面の場合、下がどうなっているかわからないところもあるから、迂闊に何かの“管”の上だったりすると、重いものを載せただけで潰れちゃったりするからね。
コンクリートで覆われてても、それが化粧で薄く塗られているだけってこともあるから、見た目だけで判断しちゃいけないよね。元請とか役所とかに確認をして、地面の中がどうなっているかを知ってから作業しないとね。
クレーン車って、作業している時だけじゃなくて走行中にも事故が起こり得るんだよ。特に現場への入退場の時は要注意だね。
一応ガードマンが誘導してくれるんだけど、ガードマンが“残念”な人だった場合は事故になったりするからね。オーライオーライ、とか言ってるから、信じてそのままバックしてるとガチャン!ってなったりしてね。
だから、やっぱり目視は大事。クレーンオペレーターは、乗っている以上はそのクレーン車がやることの全部に責任を持たないと。安全を担保するには全方位的にアンテナを張って、どんなに慣れていても緊張感の中でやることが大事だよ。
【上手いクレーンオペレーターとは?】上手いクレーンオペレーターの技術を次世代に引き継ぐことが課題。
建設業の人材不足は前々から言われているけど、建設業の仕事はこれからもなくならないし、クレーン作業は公共事業も多いから社会貢献度も高い仕事なんだよね。丸良でも歩道橋の撤去や河川の土砂の撤去など、大掛かりな公共事業をたくさん受けています。ぜひ若い人にどんどん挑戦してもらって、「上手いクレーンオペレーター」になってほしいなと心から思っています。
丸良のベラランのオペレーターたちが、クレーンのあれこれを余すところなく伝授しますよ!